Microsoftが「Outlook.com」を使用する「Office 365 Home」と「Office 365 Personal」のサブスクライバーに対して、一部プレミアム機能の無料ロールアウトを開始した。
これにより、Office 365 Home/Personalのユーザーは、広告の表示されない受信箱、より強力なマルウェアおよびフィッシングからの保護機能、より大容量のメールボックスといったOutlook.comのプレミアム機能やプレミアムカスタマーサポートを利用できるようになる。
Outlook.comのユーザーがこれらの新しい特典を利用するには、Office 365 Home/Personalのサブスクライバーでもあることが条件となる。Microsoftによると、ロールアウトは既に開始されているが、対象ユーザー全員がこれらの新機能を利用できるようになるまでには、1カ月程度かかる可能性もあるという。
Office 365 Home/PersonalのサブスクライバーでもあるOutlook.comユーザーには、Outlook.comでバナー広告やメッセージリスト内の広告(「ネイティブ広告」としても知られる)が表示されなくなる。
また、Outlook.comの添付ファイルを自動でスキャンして、潜在的なマルウェア脅威の有無を確認する機能や、リンクをチェックして、偽のサイトがウイルスやマルウェアをダウンロードするのを防ぐ機能も提供される。ただし、Outlook.comからサードパーティーアカウント(@gmail.comや@yahoo.comなど)へのアクセスを追加する「Connected Accounts」機能を利用している場合、これらの追加アカウントで、こうした高度なセキュリティ機能を利用することはできない。
メールボックスの容量の上限については、無料のOutlook.comアカウントでは15Gバイト、Office 365 Home/Personalユーザーは50Gバイトを利用できるようになっている。さらに、Microsoftのブログ記事によると、メールボックスのサイズが12Gバイト以上のOutlook.comユーザーを対象に、上限が50Gバイトに引き上げられるという。
Office 365 Home/PersonalのサブスクライバーでもあるOutlook.comユーザーは、技術サポートも無料で利用できるようになる。
これらの変更について、FAQが記載されたページも公開されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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