トランスリミットは10月30日、LINEと共同でスマートデバイス向けゲームアプリ「Craft Warriors(クラフト・ウォリアーズ)」(iOS/Android)の先行配信をニュージーランドで開始した。トランスリミットが企画・開発・運営を、LINEがマーケティングを担う。同社は2014年にLINE Venturesから資金を調達していた。
トランスリミットは2014年1月に設立され、同年5月にリアルタイム対戦型の脳トレアプリ「BrainWars」を、2015年7月に“描く”脳トレアプリ「Brain Dots」を公開。海外を中心に累計5000万ダウンロード(海外利用者比率95%)を突破しているという。
今回、配信を開始したCraft Warriorsは、古代都市「スカイランド」の復興を目指して、街の修繕・強化を行いながら、部隊を編成して世界中のプレイヤーと戦う、街づくり戦略ゲーム。3Dモデルを作成できる「クラフト機能」を搭載しており、プレイヤーは自分だけのキャラクターやフラッグなどのアイテムを作成できる。
トランスリミット代表取締役社長の高場大樹氏は、約2年ぶりの新作について、過去2作と変わらず、全世界へ提供することを前提に開発したこと。また、過去作で世界市場における手応えを感じたことから、同様のスタイルでノンバーバル(非言語コミュニケーション)を意識して開発したことなどを、こだわりとして挙げる。そのほか、BrainDotsのステージクラフト機能で、ユーザーの創作コンテンツに可能性を感じたことが、Craft Warriorsのクラフト機能を考える上で重要な経験になったと振り返った。
あえて海外で先行配信を開始した理由については、世界で通用するのかを試すため、全くゆかりのない土地を選ぶ必要があったと説明。その上で、ニュージーランドにした理由として、「英語圏であること」「利用者の属性(課金額、課金率など)が平均的だったこと」の2点を挙げた。今後は、日本を含む全世界で順次配信していく予定。
なお、同社はCraft Warriorsの提供開始に先立ち、グローバル・ブレイン6号投資事業有限責任組合と、Skyland Venturesから総額3億円の資金を調達している。
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