Googleの親会社Alphabetの傘下にあるWaymoは米国時間10月26日、この冬に雪深いミシガン州で自動運転車をテストすると発表した。その目的は、ミシガン州の冬季に、雪、みぞれ、氷、そして全ドライバーが運転方法を忘れると言われるほど荒れる交通状況に対応することで、自動運転プラットフォームの経験値を高めることだ。
ミシガン州のドライバーには、運転がうまくないという悪評が立っている。ある大手自動車メーカーは、同州デトロイト市のドライバーの運転に対し、Twitterの投稿でFワードを使って非難した。
Waymoがミシガン州で冬季にテストするのは、今回が初めてとなる。これまでは、同州のアナーバーやリボニアに比べ、少しばかり牧歌的な響きのカリフォルニア州サウスレイクタホで試験を重ねてきた。だが、ミシガン州がテストに適した場所なのは、自動運転車のテストを許可する法律がすでに成立していて、冬の寒さが厳しい数少ない州の1つだからだ。各車両にはテストドライバーが乗車する予定だ。
Waymoが目指しているのは、自動運転車業界のサプライヤーとなり、自動車メーカーが購入して自社の車に搭載できるプラットフォームを提供することだ。これは賢明な動きといえる。なぜなら、一から新しい自動車を開発するのに比べて何十億ドルものコストを抑えることができ、また独自の自動運転システムを開発する時間やリソースのない自動車メーカーに、それを提供することができるからだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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