Appleが、フラッグシップモデル「iPhone X」の生産に苦労しているようだ。
Appleが、iPhone Xの生産台数を増やすことを強く望むあまり、製造業者に対して、顔認証システム「Face ID」の精度を下げて製造スピードを上げるよう求めたと、Bloombergが匿名の情報筋の話として報じた。この報道は、iPhone Xを市場に投入するにあたって、Appleが供給不足や顔をマッピングする3Dセンサのトラブルといった問題に直面していることを示すものだ。
Appleは、Face IDの精度を落としたとするBloombergの報道に反論した。
同社は声明の中で、「Face IDの品質と精度に変更はない」と述べた上で、「Face IDを搭載した『iPhone』のロックを別人に解除される確率は今も100万分の1だ」と主張している。
Bloombergの記事は、iPhone Xが11月3日の発売時に供給不足になる可能性を伝えた最新の報道だ。数日前には、2017年末までに出荷されるiPhone Xが2000万台にとどまる可能性があるとNikkei Asian Reviewが報じている。この数は、当初の計画の半分程度だ。
Appleは以前から、購入希望者に対して早めに店舗に来るよう促しているが、それでも十分ではないかもしれない。
iPhone Xの予約注文は米国時間10月27日に開始される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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