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シェアリングエコノミーを4年で日本に根付かせた「スペースマーケット」の効率的な戦略 - (page 2)

加納恵 (編集部)2017年11月02日 11時07分
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レビューとスコアが貸し手と借り手の“信頼”を担保する

――レンタルスペースを増やす秘訣みたいなものはありますか。

 借り手、貸し手の双方がレビューをする仕組みを採用しているのですが、そのレビューがたまるに従い、自然に借り手も貸し手も増えてきました。なので、レビューをいかに増やすかが重要ですね。

 レビューは、スペースシェアリングビジネスの肝とも言える部分で、信頼関係が担保される仕組みなんですね。例えば、貸し手も借り手もルールに則っていない場合はレビューによって淘汰されていきますし、トラブルも起きにくいです。

 ものを壊してしまったなど、万が一の場合に備えて保険には入ってますが、実はあまり使ったことがなくて、レビューがたまることによって、お互いのリスクが減っていく感じですね。

 あとは、貸し手側も貸し出す時に不安を感じるときは、条件付きにする、多めにやり取りをするなど、コミュニケーションを増やすようにレクチャーしています。

――行動が評価として残っていく時代なんですね。

 そうですね。それは間違いなくて、いい加減なことをやっているとサービスが受け入れられなくなってしまう。スコアとレビューの重要性は今後より高まると思っています。


貸し手、借り手双方にレビュー機能を設ける

――申し込みのあったスペースはすべて掲載しますか。有望なものとそうではないものがあると思いますが。

 すべてフォローアップはします。借り手が付きやすいスペースには、設備や立地などの条件面が優れている場合もありますが、ユーザーが優先する条件としては「価格」が大きな要素ですので、ある程度価格を下げれば、借り手はつきますね。お試し期間として一時的にでも価格を下げて、まずはレビューを増やしていくことが人気スペースになる秘訣です。

 あとは「コンビニが近くにないので、買い物は駅前で」や「近くにおいしい●●のお店があるので、そこで買い出しをするといい」といった、周辺情報を盛り込むことも大事です。最初はどんな情報が求められているかわからなくても、回数を重ねるうちに、こんな情報を借り手の人は欲しているんだということがわかってきますから。

 きちんとしたフォローがあって、レビューがついていれば、価格を上げても急激に借り手が離れたりはしません。

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