部屋の模様替えをしたり、新たに大きな家具を入れたりする場合、事前に見取り図を用意して考えた方が効率的だし失敗しない。しかし、正確な図面を作るには、計測や作成に手間がかかって面倒だ。
そこで、スマートフォンとクラウドサービスを使って部屋の計測から3Dモデル作成まで済ませられるガジェット「Archisketch」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Archisketchは、スマートフォンと接続し、スマートフォンのカメラで部屋の中を撮影するように操作して使うハンディなデバイス。取得したデータをクラウドサービスで処理すると、2Dおよび3Dの見取り図が簡単に作れるという。サイズが89×89×27.5mm、重さが150gと小型軽量なので、どこへでも持って行ける。
従来の方法で部屋の3Dモデルを作るには、巻き尺などで部屋のサイズを1つずつ何カ所も測ったうえで、集めたデータを3Dソフトウェアに入力する必要があり、手間も時間もかかった。それに対し、Archisketchを使えば数分の作業で計測から3Dモデル作成が終わるそうだ。
作成した3Dモデルは、Archisketch用のウェブ3Dエディタで操作可能。ウェブ上で、さまざまな編集を施したり、家具の置き方を試行錯誤したりできる。さらに、仮想現実(VR)ゴーグルを使えば、より現実に近い形で3Dモデルの確認が可能だ。
計測には、レーザー光線を使っている。Archisketchから最大で40m離れた場所までの距離が測れる。計測精度は±3mm。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間12月2日まで。記事執筆時点(日本時間10月19日17時30分)でキャンペーン期間は43日残っているが、すでに目標金額3万ドルの2倍近い約5万4000ドルの資金を集めている。
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