サムスンは米国時間10月18日、 デジタルアシスタント「Bixby」の第2世代を2018年に米国と韓国を対象に、スマートテレビをはじめとする同社のモバイル以外の多様な製品に提供すると発表した。同社の「Family Hub」冷蔵庫にも搭載されるという。さらに、開発者がBixby対応のアプリを開発するための新しいソフトウェア開発キット(SDK)も発表した。
Appleの「Siri」やAmazonの「Alexa」などに対抗してサムスンが提供する「Bixby 2.0」は、ディープリンク機能を備え、自然言語機能が改良されており、第1世代よりも賢くなっている。個々のユーザーを認識して、ユーザーのニーズを予測する能力が向上しているという。「Viv」の予測技術が搭載されており、サムスンによると、サードパーティーアプリとの連携性向上に役立つという。
18日に開幕した年次開発者会議「Samsung Developer Conference(SDC)」で、サムスンのモバイル事業を統括するKoh Dong-jin氏は、スマートフォン以降の未来に対する同社のビジョンを示した。それは、すべてが接続された世界だ。
「サムスンは、単体デバイスの壁を打ち破るシームレスなエクスペリエンスの新しい時代を思い描いている」とKoh氏は述べた。
サムスンは、サンフランシスコで今週開催している4回目となるSDCで、今回の発表を行った。同イベントは、最初はサンフランシスコのあるホテルでこじんまりと開催されていたが、2016年には規模が拡大され、Appleも以前開発者会議を開いていた、モスコーンセンターのモスコーンウェストで開催された。Koh氏によると、2017年のSDCには5000人が参加するという。2016年には、約4000人の開発者が参加した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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