CNET Japanの編集記者が気になる話題のトピックなどを、独自の視点で紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。今回はエンターテインメント領域を取材している佐藤が担当。9月29日と30日の2日間、埼玉・メットライフドームにて開催された「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 2nd LoveLive! HAPPY PARTY TRAIN TOUR」埼玉公演における、30日開催分の模様をお届けする。
「ラブライブ!」は、アニメーションPV付きCDをはじめアニメやゲームなどオールメディア展開するスクールアイドルプロジェクト。「ラブライブ!サンシャイン!!」は、「ラブライブ!」の新シリーズとして2015年2月から展開を開始。静岡県沼津市を舞台に、浦の星女学院で高海千歌を中心に結成された「Aqours」が、スクールアイドルの祭典「ラブライブ!」の出場を目指し、奮戦する物語となっている。
メンバーの声を担当するキャスト陣が、作中と同名のグループとしてライブステージを行うのもシリーズ恒例。Aqoursのワンマンライブは、2月に神奈川・横浜アリーナにて初めて開催した。2度目となる今回は、8月から9月にかけて名古屋、神戸、埼玉の3都市6公演を行うライブツアーを展開。埼玉公演はライブツアーの“終着駅”であり、Aqoursにとってドームライブは初めてとなる。
メットライフドームという大規模会場にもかかわらず、場内の客席を埋め尽くしたうえ、立ち見席や完全見切れ席も販売されたほど。また映画館で上映されるライブビューイングはアジア地域を中心とした海外でも実施された。主催者発表では、会場の動員数を各日4万人ずつ、ライブビューイングを含めた2日間の動員数はのべ10万人とし、注目度の高さをうかがわせた。
出演したのは、Aqoursのメンバーである高海千歌役の伊波杏樹さん、桜内梨子役の逢田梨香子さん、松浦果南役の諏訪ななかさん、黒澤ダイヤ役の小宮有紗さん、渡辺 曜役の斉藤朱夏さん、津島善子役の小林愛香さん、国木田花丸役の高槻かなこさん、小原鞠莉役の鈴木愛奈さん、黒澤ルビィ役の降幡 愛さんの9人。この日はアンコールを含めて全21曲、約3時間半のステージを行った。
ラブライブ!シリーズのライブステージは、アニメーションPVやTVアニメのライブシーンで描かれている振り付けを再現したステージが特徴。スクリーンでメンバーたちが歌い踊るアニメーションを流し、キャスト陣も同じようにフォーメーションを組みながら歌唱する。作品とシンクロした世界を体感できるのが特徴であり、魅力のひとつとなっている。
この日は冒頭、メンバーが列車に乗って埼玉に向かうアニメーションが上映されたのち、メインステージ中央から列車の先頭部分に乗ったキャスト陣が登場するという、アニメからAqoursが飛び出してきたかのような派手な演出に、場内は大盛り上がり。そのまま1曲目として、ツアータイトルにもなっている「HAPPY PARTY TRAIN」を披露。一面に広がったペンライトの光とコールの後押しを受けて、スクリーンでは果南が、ステージでは諏訪さんが中心となってパフォーマンス。PVにある線路の光が伸びていくシーンを、ステージではセンターステージへの花道で表現したり、ラストに暗がりの中で、車掌をイメージした衣装のラインが光るといった細かいところまで再現したステージを披露した。
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