レノボは10月5日、ThinkPadの誕生から25年目を記念し、限定モデル「ThinkPad Anniversary Edition 25」を発表した。
10月6日より販売を開始し、日本国内においては、1000台の限定販売となる。価格は17万9500円(税別)。
ThinkPad Anniversary Edition 25は、ThinkPad T470をベースにクラシックなデザインを現代的に復活させ、バックライト付き7列ThinkPad Classicキーボード、専用の音量ボタン、マルチステータスLEDランプ、3色カラーのロゴなど、従来のThinkPadらしさに加え「レトロ」の特徴を備える。
スペシャルな25周年記念の箱に入っているほか、3種類のトラックポイント・キャップ、ブックレットが付属し、生誕の地となる日本だけの特典としてインナーケースもプレゼントされる。なお、日本では日本語キーボードのみの発売となる。
記念モデルを企画するにあたっては、2015年6月25日より世界中のThinkPad ファンや支持者からソーシャルメディアを使用してフィードバックや要望を収集しており、デザインコンセプトに反映させたという。
タッチパネル対応の14インチのフル HDディスプレイを搭載し、CPUはインテルCore i7-7500Uプロセッサを採用。さらにNVIDIA GeForce 940MX グラフィックス、16Gバイトのメモリ512GバイトのSSDを備える。OSは、Windows 10 Pro 64bit。
IBM時代に製品デザインの顧問を務めていたリチャード・サッパー氏がデザインし、大和研究所がエンジニアリングを手がけた、最初のThinkPadとなる「700C」は1992年10月5日に発表された。
日本の弁当箱をデザインのヒントにしてデザインされたThinkPad 700Cは、数カ月の間に300以上の賞に獲得した。その後も「バタフライ」キーボードを搭載した ThinkPad 701Cから、「Rise and Fall」機構のキーボードを搭載した2-in- 1コンバーチブル X1 Yogaなどに代表されるように、革新的な機能を取り入れつつも堅牢性や普遍的なデザインを引き継ぐThinkPadは多くのビジネスパーソンから支持されている。
オリジナルの700Cが登場してから25年経っても、最新のX1Carbonは一目でThinkPadとして認識できるデザインだ。
次の25年間について、大和研究所所長であり、ThinkPadの生みの親として知られる内藤在正氏は、「ThinkPadは、オリジナルの700Cから最新のX1シリーズまで、ビジネスの変革を可能にし、妥協のないモビリティを提供できることを証明してきた。私たちのエンジニアチームは、ThinkPadが新たなセグメントを創り出し、テクノロジが私たちの生活の中で身近になるにつれて、ユーザーエクスペリエンスが一層豊かなものになってゆく未来の世界を想像している」とコメントしている。
なお、購入した人だけに向けた、内藤氏からのメッセージも同梱される。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」