レノボはCES 2017開幕に先立ち、「ThinkPad X1」シリーズの新モデルを発表した。同シリーズにはハイブリッドPCの「X1 Yoga」、2in1型の「X1 Tablet」、ノートPCの「X1 Carbon」があり、最も大幅なアップデートが発表されたのはX1 Carbonだ。
Carbonは14インチのディスプレイを装備するが、本体は13インチのノートPCのように感じられる。フルHDとWQHDの2種類の解像度で提供されるディスプレイは、他のノートPCで一般的に見られる幅広のフレームやベゼルが上下にないため、ふた面のほぼ全体を占めている。重さ2.5ポンド(1.14kg)、厚さ0.6インチ(16mm)のカーボンファイバー素材で強化された筐体を備え、これまでで最も軽量かつ薄型のX1 Carbonとなっている。
レノボによると、2017年モデルのX1 Carbonのバッテリ駆動時間は最大15.5時間。ワイヤレスオプションとして、Intel Dual Band Wireless-AC 8265、WiGig対応Intel Tri-Band Wireless-AC 18265、Qualcomm LTE-A Wireless WANが提供されている。
セキュリティ機能としては、指紋リーダーと顔認証用の赤外線(IR)カメラの両方で「Windows Hello」によるログオンが可能だ。この製品は、PayPalに対するFIDO対応生体認証をサポートする初のビジネスクラスノートPCでもある。
X1 Carbonは、データ、ビデオ出力、電源用のThunderbolt 3ポート2基のほか、USB 3.0ポート2基、HDMI出力、Ethernet端子を備える。
X1 Yogaも、Thunderbolt 3、WiGig、LTE-Aの無線WANに対応するようにアップデートされた。新しいX1 Yogaは、2016年モデルの美しい有機ELディスプレイを継承し、新たに「Core i7」までのIntel第7世代プロセッサを搭載する。「ThinkPad Pen Pro」は、先端が新たにソフトなエラストマー製となり、ガラス面上の書き心地がより自然になった。タブレットモードにすると本体の中に完全に沈み込むキーボードも改良されている。「Windows Hello」の顔認証を用いたログオン用のIRカメラも装備する。
X1 Tabletは、新しいIntelプロセッサ(こちらもCore i7まで)を搭載し、WiGigおよびLTE-Aの無線WAN接続に対応する。
ThinkPad X1 CarbonとX1 Yogaは2月に、それぞれ1350ドルと1500ドルからの価格で発売される。続いて3月には、ThinkPad X1 Tabletが950ドルからの価格で発売される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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