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ラスベガス乱射事件、偽ニュース防げず--Facebook、グーグルが反省

Alfred Ng (CNET News) 翻訳校正: 編集部2017年10月04日 16時14分
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 ラスベガスで米国時間10月1日に発生した銃乱射事件が、FacebookやTwitterで偽情報が拡散する新たなきっかけとなってしまったようだ。

 少なくとも59人が犠牲となった銃撃事件の発生から数時間後には、偽情報の投稿がソーシャルメディアに溢れていた。被害者や容疑者に関する嘘の情報もあった。容疑者は現場で死亡しているのが発見され、Stephen Paddockという男であることが警察によって確認されている。

ラスベガスで起きた銃乱射事件の後、交差点を通る救急車
ラスベガスで起きた銃乱射事件の後、交差点を通る救急車
提供:Ethan Miller / Getty Images

 The Washington Postはこの事件に関する偽情報のリストを公開しており、BuzzFeed NewsもTwitterに投稿された偽ニュースを追跡して掲載している。

 こうした偽ニュースは、一般市民を巻き込む悲惨な事件が起きた場合に拡散することが多い。残念だが、特にそのような状況下では、オンラインの情報を見るときは注意する必要があるということだ。

 ラスベガスで銃撃事件が発生してからわずか数分後、コメディアンのSam Hyde氏が犯人だという偽情報がTwitterに投稿された。同様の偽情報はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)サンバーナーディーノの銃撃事件の際にも流れていた。

 また、銃撃の「被害者」を探してほしいと依頼する偽の投稿も複数投稿された。過去に起きた事件の際も、同じアカウントから同じ写真が投稿されていた。その写真は、実際にはメキシコで起きた殺人事件の容疑者のものだ。

 こうした偽情報をツイートした複数のアカウントが、2日正午までに停止されたが、同日午後の時点で一部オンラインのままになっているものもあった。

 Twitterの広報担当者は「当社のルールに反するコンテンツを見直し、削除しているところだ」と述べた。

 犯人の名は「Geary Danley」だとする偽情報も投稿された。警察は当時、容疑者の交際相手であるMarilou Danleyさんの所在を探していると述べていた。その後、警察はDanleyさんが銃撃に関与していないことを明らかにした。

 しかし、この情報が発表される前に、人々はオンラインで情報を探し、Geary Danleyという別人のFacebookプロフィールを発見。この人が犯人だと決めつけた。

 政治ブログサイトのThe Gateway Punditは、Geary Danleyさんを狙撃犯と呼び、反Trump氏の組織とつながりがあると伝えた(この記事は既に削除されている)。

 この偽情報を掲載した匿名掲示板4chanのスレッドは、Googleの検索結果の1ページ目に表示される状態になっていた。この検索結果は後に削除され、Googleは謝罪した。

 「残念なことに2日の早朝、不正確な4chanのウェブサイトが一部の検索において検索結果に一時表示されるようになっていた。数時間のうちにその4chanの記事はアルゴリズムによって適切な結果に置き換えられた。これはいかなる検索でも表示されてはならないものであり、当社は同様のことが今後起きないよう改善を続けていく」(Google)

 Facebookでも問題が生じた。緊急時の安否確認ツールである「Safety Check(災害支援ハブ)」ページに、ビットコインによる寄付を募るリンクが表示されたのだ。そのタイトルには、面白い動画を宣伝する内容が含まれていた。Facebookはその後ページを修正し、正式なニュース発行元による動画やリンクしか掲載されないようにした。

 Facebookは米CNETによるコメントの要請に応じなかったが、さまざまなメディアに以下のコメントを提供している。

 「当社のGlobal Security Operations Centerは今朝この投稿に気付いて削除した。しかし、削除が数分遅れたため、画面がキャプチャされてオンラインで拡散することになった。当社は、そもそもこのようなことが可能だったという問題を修正すべく取り組んでおり、このことで生じた混乱について極めて遺憾に思う」

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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