「CEATEC JAPAN 2017」が、千葉の幕張メッセで開幕した。10月3~6日まで開催され、開場時間は10〜17時。当日登録は一般1000円、学生500円。ウェブ事前登録は入場無料。
出展者数は667社/団体(2016年は648社/団体)。その内海外からは22カ国/地域から199社(同24カ国/195社)が参加する。「つながる社会、共創する未来」をテーマに、IoTの最先端技術とイノベーションを集結。会期中16万人(同約14万5000人)の来場を見込む。
IT・エレクトロニクスの総合展示会をコンセプトに開催してきたCEATECだが、2016年に、CPS/IoTエキシビジョンとして再スタートを切り、今回が2回目。会場を「社会・街」「家・ライフスタイル」「デバイス・ソフトウェア」「特別テーマ」の4つのエリアに分け、展示する。特別企画エリアには、「AI - 人工知能パビリオン」「IoTタウン」など企画展示を設けたほか、「ベンチャー&ユニバーシティエリア」を出展している。また「India Showcase」として、インドのスタートアップと中小規模の企業を集めた展示も見どころの1つだ。
出展数、小間数自体は前年比で3%増程度と微増だが、従来のIoT、電気などに加え、金融、旅行、玩具、住宅、印刷と幅広い業種の企業が参加していることが2017年の大きな特徴。新規出店数は327社/団体と2016年の253社/団体を大きく上回っている。
IoTタウンでは、三菱UFJフィナンシャルグループやバンダイナムコグループ、JTBとなどが出展。デジタル通貨や顔認証決済、AIロボットなどを展示している。
ウェアラブル機器は、センサを組み合わせて、より詳細なデータを取り、日々の暮らしや今後の生活に応用していくものが多く見受けられた。
ロボット関連では、オムロンの卓球ロボット「フォルフェウス」が第4世代機を発表。今回はサーブやスマッシュができるようになり、卓球選手の水谷隼さんと対戦する様子も見られた。またバンダイナムコグループでは「機動戦士ガンダム」の「ハロ」をロボット化。KDDIブースでは、自分の分身となるアバターロボット「TELESAR V」を展示し、視覚、触覚、聴覚が融合した遠隔体験ができる。
会場内では新たな試みとして、全出展ブースにビーコンを設置し、アプリで検知する新サービスを提供。訪問したブース情報をリアルタイムでクリッピングできるほか、来場者の動きを可視化する「会場ヒートマップ」などが見られる。
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