KDDIは9月28日、AR空間上のAIキャラクタと対話できるシステムを開発したと発表した。
これは、グーグルの持つAR技術「Tango」の空間認識技術を活用し、KDDIが提供するスマートフォン向け音声アシスタントサービス「おはなしアシスタント」のキャラクタ「レナ」をAR空間上に登場させるというもの。対話AIを搭載しており、利用者との日常会話が可能だ。
利用者は、目の前にあたかも説明員として座っているレナとジェスチャーや動きを交えた自然な対話が可能。音声エージェントだけでは実現が困難な、感情的で豊かな現実世界に溶け込んだバーチャルキャラクタによる接客デモンストレーションが体験できる。
KDDIでは、おはなしアシスタントは実用的だけではなく、より話しかけたくなるような親しみのもてるコミュニケーションの実現を目的にしている。今後もさまざまな場所での実証を通じて、より実態に即した対話ログを収集・学習することで対話AIの精度を向上させ、auショップのサポートなどへの活用を検討する。
なお、同システムは、10月3日から6日に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される「CEATEC JAPAN 2017」のKDDIブースにて展示。対話形式で次世代移動通信システム「5G」について説明する。
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