ライフスタイルデザインは10月2日、スーツやシャツをネットオーダーできるサービス「LaFabric(ラファブリック)」の事業拡大に向けて、グロービス・キャピタル・パートナーズや、既存投資家であるニッセイ・キャピタル、Spiral Ventures Japanへの第三者割当増資、日本政策金融公庫からの借入を含め、総額約7.4億円の資金を調達したと発表した。
LaFabricは、オンライン発のカスタムオーダーファッションレーベル。オリジナル企画の生地を使用してデザインやサイズを自由にカスタムし、自分好みのオーダースーツ・シャツを作ることが可能。サイズの採寸データはパーソナルデータとしてクラウド上に保存され、2回目以降は自宅にいながら洋服のカスタムオーダーが利用できる。
2016年には、高機能素材などを取り入れた「THE TECH」シリーズや、環境や人に配慮した社会性の高い「THE SOCIAL」シリーズなどのオリジナルファブリックの展開を開始している。
同社では、自社で企画した商品をECを中心とした自社のチャネルのみで販売していくD2C(Direct to Consumer)やオンラインSPAと呼ばれるビジネスモデルを採用。これにより、顧客のさまざまな価値観やライフスタイルに適した高品質な商品を、市場相場よりも低価格で直接提供できる体制を構築しているという。
今回の資金調達では、このD2Cモデルをより強固にし、EC・リアル店舗を組み合わせたユーザー体験の強化や、新規性があり顧客メリットの高い商品ラインアップの企画・開発などを積極的に進めるという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)