自動運転車が当たり前の世の中になっても、ドライブの楽しさを求めて自らハンドルを握る人は残るだろう。しかし、渋滞のなかを移動したり、高速道路をひたすら走り続けたりする運転は単調で、疲れるし、居眠り運転の心配もある。
そこで今回は、自動車シート用のマッサージ機能付き小型枕「Tracebird」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Tracebirdは、シートのヘッドレストに取り付けられる枕型デバイス。マッサージ機能を備えており、首から肩にかけての部分を支えつつ凝りをほぐしてくれる。USB電源で作動するため、長距離ドライブのほか、海外への長時間フライトでも活用できそうだ。
Bluetooth連携したスマートフォンでさまざまなマッサージ方法を選ぶなど、アプリを使ってコントロールする。30分ごとにマッサージが自動スタートするモードを設定しておくと、居眠り運転の予防につながるだろう。
スマートフォンへの着信にハンズフリーで応答することも可能。Tracebirdを首で押さえつけると電話に出られるので、運転中によそ見をする必要がなく安全だ。
専用アプリを使うと、スマートフォン内の音楽をBluetooth経由で再生できる。さらに、FMトランスミッターとしても機能し、スマートフォンから受信した音楽をカーオーディオのラジオに飛ばせる。低音域と高音域の再現に適したオーディオシステムを搭載している自動車ならば、中音域を担当するTracebirdと組み合わせて、よりよい音質で音楽が楽しめる。
そのほかにも、移動ルートを記録する機能、衝突などによる衝撃を検知すると非常通報する機能などもある。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間10月18日まで。記事執筆時点(日本時間9月25日16時)でキャンペーン期間は23日残っているが、すでに目標金額5万香港ドルを上回る約5万1000香港ドルの資金を集めている。
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