13インチモデルは最長12.5時間、11インチモデルは最長16時間のバッテリ駆動が可能なほか、急速充電にも対応し、約1時間の充電で約75%までバッテリを回復できる。なお、CPUはインテルCore i5-7200Uプロセッサ(2.5GHz)を搭載し、メモリ4Gバイト、SSD128Gバイト。いずれも法人モデルではカスタムが可能で、LTEモデルのほかWi-Fiモデルも選択可能。「VAIO S11」のWi-FiモデルではCPUがCore i3-7100Uプロセッサー(2.4GHz)、「VAIO S13」のWi-Fiモデルではメモリ8Gバイトのモデルも用意される。
さらに「安心して持ち歩けるよう、実際の利用シーンに即した品質試験も実施している」と林氏。ペンを挟んでしまった場合の試験やひねりを加える試験に追加して、100mlの水をキーボードにこぼしてもすぐにショートしないことを確認する「キーボード水かけ試験」も行っているとのこと。発表会では実際にキーボードに水をかけても駆動することを示すデモンストレーションも行われた。
このほか法人向けには、新製品の投入にあわせて導入から運用、保守、リプレースまでをサポートするソリューションサービスを提供し、法人事業の拡大を目指す。具体的には10月後半以降、紛失・盗難時、PCのデータを遠隔消去できるソリューション「TRUST DELETE Biz for VAIO PC」を提供予定だ。またWi-Fi接続時にも、LTEプロトコルを使用して端末認証などが行えるセキュリティソリューションを、同技術を開発したLTE-Xと共同で開発することも発表された。
「長らくお待たせしましたが、待っていただいただけの価値はある」と語った林氏。「VAIO S11/S13」は外装部品を国内メーカーと協業、安曇野工場で組み立てを行う「メイド・イン・ジャパン」であることも強調し、新製品に自信を見せた。
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