VAIOは6月15日、代表取締役および執行役員社長を交代すると発表した。取締役会および株主総会において決議された。
これまで、代表取締役および執行役員社長を務めてきた大田義実氏が退任し、新たに吉田秀俊氏が就任した。なお、大田氏は6月15日付で同社取締役に就任している。
商社出身の大田氏は、「稼ぐ力を作る」とし、2015年6月より「自立と発展」を目指して改革に取り組んできた。
VAIOは、「大田は直近の課題であったVAIO経営の効率化と安定化、および新規事業(EMS事業)の立ち上げを行い、2015年度 営業利益黒字化の実現、2016年度 前年比大幅増益(見込み)を達成。そのミッションを果たした」と説明。
今後は、長期的視野での会社の継続的な成長の実現を図るべく、エレクトロニクス業界に長く経験を持つ新社長のもとで、事業拡大を目指すとしている。
吉田氏は1956年生まれ、現60歳だ。1980年に日本ビクター(現:JVCケンウッド)入社、2008年に同社取締役社長を務めた後、2011年より液晶ディスプレイ関連の専業メーカーであるオプトレックス取締役副社長執行役員兼営業本部長、電子部品メーカーのエルナー顧問、同社代表取締役社長執行役員を経て、6月よりVAIOに就任。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」