iPhone 8、8 Plus、iPhone Xのストレージオプションは64Gバイトと256Gバイトの2種類しか用意されていない。同じストレージモデルの場合、iPhone 8 PlusはiPhone 8より米国価格で100ドル高くなっており、2016年のiPhone 7 Plusと同様の付加価値が提供される。具体的には、100ドル多く払うことで、より大型のスクリーン、より高性能のデュアルカメラ、より長時間持続するバッテリが手に入る。
iPhone Xの方が良い選択肢なのかどうか現時点では答えられないが、iPhone Xの場合、以下のものが提供される。
繰り返しになるが、iPhone Xの新しいデザインとスクリーン、外側の機能を別にすれば、8 Plusの内部コンポーネントはiPhone Xと全く同一ではないものの、ほぼ同じである。
8 Plusはまさに予想通りの製品だ。つまり、7 Plusの機能強化版である。8 Plusは本質的に「iPhone 7s Plus」と言っていいだろう。スペックを見ると、内部にさまざまな改善が施されているが、これは、乗り慣れた自動車に新しいエンジンを積んで運転する感覚に近い。皆さんが今すぐ8 Plusを買うのを制止する理由は何もない。そして、実際に購入する人は、素晴らしいiPhoneを手にすることになる。iPhone史上最も優れたモデルの1つだ。
だが、iPhone Xと呼ばれる、いわばスポーツカーのような、よりクールな外観のモデルはどうだろうか。
200ドルを余分に払う価値はあるのだろうか。カメラは、明らかに違いが分かるほど優れているのだろうか。Face IDは評判通りの機能なのだろうか。何年も使ってきた「Touch ID」とホームボタンの廃止を不便に感じることはないのだろうか。
正直に言って、現時点ではその判断を下すことはできない。筆者は、米国時間9月12日に開催されたAppleの発表イベントでiPhone Xを数分間触っただけだ。サイズ感は素晴らしかったが、いろんなことを試す時間はなかった。Face IDをテストすることさえできなかった。
iPhone Xのほかにも、サムスンの「Galaxy Note8」、10月4日に発表されるとみられるGoogleの「Pixel 2」「Pixel 2 XL」など、検討すべきトップエンドスマートフォンは多数存在する。
iPhone 8 Plusは素晴らしい製品だが、2017年の最高のスマートフォンかどうか、あるいは2017年の最高のiPhoneかどうかは明言できない。
待つことが嫌いな人にも、筆者は今回待つことをお勧めする。あと何週間か待てば、今よりもはるかにはっきりとした答えが出るからだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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