Appleのオペレーション担当シニアバイスプレジデントであるJeff Williams氏は米国時間9月13日、LTE通信に対応した「Apple Watch Series 3」をカリフォルニア州クパチーノで披露した際、18時間というバッテリ駆動時間の長さをしきりにアピールしていた。実際、Appleの製品比較ページを見ると、バッテリ駆動時間は「最大18時間」となっている。この「一日中」使えるとうたわれている18時間という数字は、LTE通信機能を搭載しない「Series 3」モデルや、より低速のCPUを搭載した2016年発売の「Series 1」モデルと同等だ。
だが、バッテリ駆動時間に関する情報をさらに詳しく見てみると、実は18時間というのは「カジュアルな使い方」をした場合の数値であることがわかってくる。Series 3に搭載された特定の機能を連続して使う場合、推定される駆動時間は以下のように急激に下がってしまう。
つまり、Apple Watch Series 3の目玉と言うべき、「iPhone」にテザリングせずに通話ができる機能は、ほかのどの機能よりも急激にバッテリを消耗させる使い方ということになる。これはとても残念なことではあるが、まったく予想外というわけではなかった。2016年リリースのSeries 2も、たとえばGPSをオンにすると、駆動時間が大幅に減っていたからだ。
Apple Watch Series 3は、「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「Apple TV」とともに、9月22日の発売を予定している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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