Appleが米国時間9月12日に「iPhone X」「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」を発表したとき、それほど注目を集めなかった新機能が1つある。充電の高速化だ。
詳しく説明しよう。iPhone X、iPhone 8、8 Plusに関するAppleの技術仕様ページによると、30分で最大50%まで充電することが可能だという。ただし、注意事項が1つある。この機能を利用するには、AppleのUSB-C電源アダプタを別途購入する必要がある。
これは間違いなく皮肉な状況である。Appleはほとんどの「MacBook」でUSB-C充電ポートを採用しているが、「iPhone」では同社独自の「Lightning」ポートを使い続けている。USB-Cアダプタがなければ、この重要な高速充電機能を利用できない。このことは、Appleがほかと違うことを求めるせいで、実際には高速充電機能を使いづらくしてしまっていることを示している。アダプタは問題なく機能するが、見た目は美しくない(3種類の新型iPhoneは、Qiワイヤレス充電を採用した初のApple製品でもある)。
Appleによると、高速充電機能はAppleの29W、61W、および87WのUSB-C電源アダプタに対応するという。ただし、これを入手するには5200円~8800円(税別)の出費が必要で、さらに2800円からのUSB-C - Lightningケーブルも購入しなければならない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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