高い人気を誇るメッセージングアプリWhatsAppの共同創設者であるBrian Acton氏は米国時間9月12日、Facebook傘下の同社を離れて自身の組織を立ち上げると述べた。
WhatsAppの最高経営責任者(CEO)であるJan Koum氏とともに2009年に同メッセージングアプリ企業を創設したActon氏はFacebookの投稿で、同氏の組織は、非営利団体、テクノロジ、コミュニケーションが交差する部分に焦点を絞ったものになると述べた。
「以前から考えていたことであり、集中して実行するときが来た」とActon氏は述べた。「数カ月のうちに詳細を公表する」(Acton氏)
スタンフォード大学を卒業してAppleに勤めた経験もあるActon氏は、Yahooに勤めていたときにKoum氏と出会った。両氏は2007年にYahooを退社し、その2年後にWhatsAppを設立した。
音声通話回線を介した従来のSMSメッセージを使用する代わりに、インターネットを介して互いにメッセージをやり取りするWhatsAppアプリは、10億人もの月間ユーザー数を誇る。ブラジル、メキシコ、ロシア、インドで特に急速に成長した。
Facebookは同社を190億ドルで買収しており、Forbesによると、45歳のActon氏の純資産は65億ドルにものぼるという。
米CNETはFacebookに、Acton氏退社に関するコメントを求めたが、直ちに回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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