Googleによると、同社のフィッシング防止ツール「Google Safe Browsing」は現在、30億台以上のデバイスで利用されているという。
「Google Chrome」「Firefox」「Safari」で利用されているSafe Browsingは、多数のスマートフォンやノートPC、デスクトップを「インターネット上の悪」から保護しており、その台数は2016年から10億台増加した、と同社は米国時間2017年9月11日に述べた。この保護機能は、「Snapchat」などのアプリでも効果を発揮している。
SnapchatはSafe Browsingツールを使って、ユーザーが共有するリンクがスパムや不正使用、フィッシングやその他の有害行為に関連しないかチェックしている。
Snapchatのサポートページには、「ユーザーがこうした性質のリンクを開くと、アラートが表示される。そのアラート画面から、ユーザーは元の安全な場所に戻ることもできるし、GoogleのSafe Browsingについて詳細情報を確認することもできる。URL自体がGoogleと共有されることはない」と書かれている。
ブラウジング中に自分が潜在的な危険にさらされていることは、どのようにして確認できるのだろうか。赤色の大きな警告サインが表示される。このアンチマルウェアツールはPC向けに10年前に開発されたものだが、その後、モバイルデバイスの増加を受けて、PC以外のデバイスにもサポートを拡大した。
GoogleのStephan Somogyi氏とAllison Miller氏はブログで、「この数年、われわれはSafe Browsingがデータを提供する方法について、再考を重ねてきた。われわれはそのデータを可能な限りコンパクトにするため、さまざまな新テクノロジを構築した」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス