3.5mmイヤホンジャックの廃止されたスマートフォン「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」が登場し、約1年過ぎた。発売当初は「Fuze」「daptr」などのイヤホンジャック付きケースに魅力を感じたものの、その後Lightingポートに挿せるイヤホンや、Bluetoothで無線接続できる純正イヤホン「AirPods」など選択肢が広がり、特殊なケースの必要性は薄れた。
今回は、種類の増えたLightingポート用イヤホンとして、バイノーラル録音可能というユニークな「Lifelike」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
Lifelikeは、iPhoneやiPadのLightingポートに直接接続して音楽などが聴ける有線イヤホン。左右それぞれのイヤーピースにはマイクを搭載しており、録音にも使える。耳に装着した状態で録音すると、ユーザーの頭がダミーヘッドならぬリアルヘッドとして機能し、臨場感に優れたバイノーラル録音が手軽にできる。
使い方は簡単で、iPhoneなどのLightingポートに挿すだけで使える。専用アプリなど必要なく、iPhoneのビデオアプリや音声メモアプリなどで録音すればよい。駆動用のバッテリやデータ保存用のメモリカードも不要。
録音したバイノーラル録音データは特別な形式でなく、一般の録音データと同じように扱える。イヤホンでそのまま楽しめるし、友人などにシェアして聴いてもらうことも可能。
なお、AppleのMFi認証を取得しているので、安心して使えるだろう。
Indiegogoでの目標金額は2万ドル。記事執筆時点(日本時間9月4日14時)で約6000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと1カ月ある。
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