市場調査企業NPD GroupのアナリストBen Arnold氏の最新レポートによると、Appleの「AirPods」は完全ワイヤレスイヤホンの分野で、2位以下を大きく引き離して首位に立っているという。NPDによると、具体的には、発売後から現在までに、米国における同分野の売り上げの85%がAirPodsによってもたらされたという。
「完全ワイヤレスイヤホン」(接続ケーブルのない、完全に独立した2つのワイヤレスイヤーバッド)は、Bluetooth対応ワイヤレスヘッドホンという総合的な市場における新しい下位市場であることに注意してほしい。しかし、NPDの試算によると、2017年に入ってから現在までに、米国の完全ワイヤレスイヤホンの販売台数は90万台に達しているという。NPDが示したシェアは出荷台数や販売台数ではなく、売上高ベースだが、それはAppleがサムスンやBragi、Jabra、Sol Republicといったライバルに大きな差をつけていることを示すものだ。
Appleはバックオーダー期間を6週間から2~3週間に短縮した。NPDのArnold氏は米CNETに対し、バックオーダーが解消されればAirPodsのシェアは「簡単に90%を突破する」と考えている、と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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