コワーキングスペース運営を手がける米国のWeWorkは、ソフトバンクグループおよびソフトバンクの投資ファンドであるSoftBank Vision Fundから44億ドルの出資を受けると発表した。
WeWorkは、クリエイター向けのコワーキングスペースおよびコミュニティ、サービスを、世界各地のメンバー15万人以上に提供している企業。2010年に設立され、現在は16カ国50都市以上で160カ所以上の拠点を運営中。
ソフトバンクは、以前よりWeWorkを支援しており、グループとしてWeWorkに3億ドルを出資。2017年7月18日には、日本でのサービス提供を目的とする合弁会社「WeWork Japan」の設立を発表している。
44億ドルのうち、30億ドルは新規株式および既存株式の取得を通じてWeWorkの親会社へ投資する。残りの14億ドルは、日本向けのWeWork Japan、中国向けのWeWork China、東南アジアおよび韓国向けのWeWork Pacificという、現地法人へ投入する。
今回の出資に伴い、ソフトバンクグループの取締役兼副会長Ronald D. Fisher氏と、社外取締役Mark Schwartz氏が、WeWorkの取締役に就任する。
なお、SoftBank Vision Fundには、ソフトバンクグループのほか、サウジアラビアの政府系投資ファンドPublic Investment Fund(PIF)、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国の政府系投資ファンドMubadala Development、Apple、Foxconn Technology、Qualcomm、シャープも出資者として参画している。
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