教師は黒板とチョーク、生徒は紙と鉛筆を使う時代が長く続いた学校の教室だが、ICTの発達と低価格化により大型モニターやプロジェクタ、タブレット、スマートフォンなども活用されつつある。授業風景は、現在とまったく違ったものになっていくだろう。
将来は、生徒の使う机そのものがスマートデバイスだったりするのだろうか。クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で、そんな未来の学校で使われそうな教室用の机「TouchTop」を見つけたので紹介しよう。
TouchTopは、教室で使われている生徒用の机に取り付けて使うスマートデバイス。既存の机を無駄にすることなく、スムーズに教室をICT化していける。
スマートフォン取り付け用のスタンドとUSBポートが用意されており、バッテリ残量を心配せずスマートフォンが授業に活用できる。マルチタッチ対応の15インチディスプレイを組み込めるモデルも設定される。Windows 10ベースのモジュール式PCを取り付けられるそうだ。さらに、アクセサリポートで機能拡張も可能という。
ディプレイを組み込み可能なモデル「TouchTop Scholar」は、USBポートを2つ備え、その1つはPCモジュールとのデータ通信に使える。ディスプレイ非対応のモデルは「TouchTop Student」。
Indiegogoでの目標金額は3万ドル。記事執筆時点(日本時間8月23日16時)で集めた資金はまだ480ドル。キャンペーンページに掲載されている画像とビデオはCGとコンセプトアニメーションのみで、実働プロトタイプでないことが不人気の理由なのかもしれない。キャンペーン期間はあと22日ある。
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