PC操作にキーボードは欠かせないが、スマートフォンのタッチパネルでフリック入力に馴染んだ人は一般的なQWERTY配列のキーボードでなく、「FlickTyper」のようなフリック入力キーボードを使いたいらしい。そんなユーザーの数だけ好みが分かれるキーボードだけに、毎日のように新しい製品が登場する。
そこで今回は、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で見つけた、ユニークなキーボードを紹介しよう。
1つ目は、クルクル丸めるとコンパクトなスティック状になるBluetoothキーボード「Compectus」。よく似た製品にLG Electronicsの「Rolly Keyboard」というキーボードが存在するものの、Compectusはスピーカとマイクを内蔵している点が便利だ。
Compectusのメリットだが、Rolly Keyboardと同じく丸めるとコンパクトになって持ち運びやすくなる点。外出時にスマートフォンやタブレットで長い文章を入力する際、活躍するだろう。そして、Bluetoothステレオスピーカとしても機能するため、荷物を増やさずワイヤレスの外付けスピーカを持って出かけられる。内蔵マイクで録音やハンズフリー通話もできる。
対応はAndroid、iOS、Windows、macOS。自分のスマートフォンやタブレットで使うほか、外出先でPCを借りるとき、使い慣れたCompectusで入力できる。
スピーカ部はスタンドを兼ねており、スマートフォンやタブレットを立てておける。最大で10インチクラスのデバイスを立てられるという。スタンドは磁石でキーボード本体と一体化しており、簡単に外せる。使うデバイスや好みに合わせ、画面とキーボードを離して使うことが可能だ。
Indiegogoでの目標金額は5万ドル。記事執筆時点(日本時間8月14日19時)で集めた資金はまだ1700ドル弱。キャンペーン期間はあと21日ある。
2つ目は、ボディやキーに金属を使い、表面には本革を貼り付けた贅沢なキーボード「Azio Retro Classic」。円形のキーデザインが、クラシカルなタイプライターを思い出させてくれる。
Azio Retro Classicは、特別に変わった機能は搭載していない、ごく一般的なキーボード。ただ、ビンテージ風デザインを実現するため、亜鉛合金のフレーム、円形のキー、革張りの表面などを採用した。LEDバックライトも備えており、単に古臭くならず、暗い場所で美しく光る。
デザインは「Artisan」「Onyx」「Posh」の3種類。機能的には、Windows用キー配列でUSB接続専用のモデルと、Windows用とMac用のキー配列を切り替えられてUSBおよびBluetoothに対応するモデルの2種類を用意する。
Indiegogoでの目標金額は1万ドル。記事執筆時点(日本時間8月10日15時)でキャンペーン期間は5日残っているが、すでに目標の16倍となる約16万ドル以上の資金を集めている。
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