自動車メーカーのFord Motorは、同業他社の例に洩れず自動運転車の販売を目指している。具体的には、人工知能(AI)の新興企業に10億ドルを投資したり、自動運転技術を手がける子会社の幹部が最高経営責任者(CEO)に就任するなどの施策を講じた。
また、人間の介在を必要としないSAE Level 5の完全な自動運転車を想定し、傘下企業のFord Global Technologiesが自動運転車向け映像エンターテインメント技術の特許を取得している。
さらに、同社は完全な自動運転車で不要となるハンドルやペダルを取り外せる技術を考案。この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間8月10日に「REMOVABLE STEERING WHEEL AND PEDALS FOR AUTONOMOUS VEHICLE」(公開特許番号「US 2017/0225570 A1」)として公開された。出願日は2016年2月5日。
この特許は、自動車において、操舵(そうだ)用のハンドルと、アクセルやブレーキの制御に使うペダルを取り外し可能にする技術を説明したもの。ダッシュボードの部分に接続部を設け、そこにハンドルモジュールやペダルモジュールを脱着する仕組みを用意するとしている。
ちなみに、第1クレーム(請求項)では、ハンドルの取り外しについてのみ説明されている。取り外し式ペダルに対する言及は、第6クレームに現れる。
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