フォードの車載エンタメ特許--前を見ない自動運転中は大スクリーンに投影

 Ford Motorは、自動運転モードを備える自動車向けの映像エンターテインメント技術に関する技術を考案した。同社がこの技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間3月1日に「AUTONOMOUS VEHICLE ENTERTAINMENT SYSTEM」(特許番号「US 9,272,708 B2」)として登録された。出願日は2013年9月30日。

登録されたFordの特許(出典:USPTO)
登録されたFordの特許(出典:USPTO)

 この特許は、映画のような映像コンテンツを表示する画面を、自動運転中かそうでない状況かに応じて切り替える技術を説明したもの。Ford Motor傘下のFord Global Technologiesが取得した。

 例えば、人間が前方を見る必要のない自動運転中は、車内に大きなスクリーンを出してプロジェクタから映像を投影し、前を見る手動運転中などはダッシュボードに組み込まれた小さな画面に表示する、といった切り替えをする。

自動運転中かどうかに応じて表示画面を切り替える(出典:USPTO)
自動運転中かどうかに応じて表示画面を切り替える(出典:USPTO)

 実施例では、表示画面としてスクリーンやダッシュボードに組み込まれたディスプレー、バックミラー内のサブディスプレーなどを想定している。クレーム(請求項)では、画面の種類を限定していない。

小さな画面はダッシュボードやミラーに組み込む(出典:USPTO)
小さな画面はダッシュボードやミラーに組み込む(出典:USPTO)

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