夏休みは、友達と海や山へ出かけたり、家族で帰省したりと、長距離ドライブの機会が多い。運転に慣れていないと疲れるし、単調な高速道路を走っていると飽きてしまう。旅行が楽しくて夜更かしすると、居眠り運転の危険性が急上昇する。
そこで今回は、居眠り運転を未然に防ぐことのできるブレスレット「Steer」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Steerは、居眠り防止用のウェアラブルデバイス。心拍数と肌の電気伝導度を計測するセンサが体の状態を監視し、眠りそうになると振動と弱い電気パルスで警告してくれる。
居眠り運転といっても、ぐっすり眠り込むわけではない。マイクロスリープと呼ばれる30秒以下の短い意識喪失でも、不幸な事故につながる危険がある。運転者がマイクロスリープ状態になると、音や光といった刺激に対する反応が鈍くなり、信号無視をしたり、前を走る車のブレーキランプに気が付かなくなったりする。Steerは、2秒ごとに体の状態を調べ、マイクロスリープに入ることを阻止する。
Steerはマイクロスリープそのものを防ぐだけでなく、体へ刺激を与えることで覚醒効果も得られるそうだ。コーヒーやエナジードリンクで目覚めさせたり、タバコを吸って眠気を飛ばしたりする対処法に比べ、効果的かつ健康的だという。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間8月1日まで。記事執筆時点(日本時間7月25日12時)でキャンペーン期間は6日残っているが、すでに目標金額5000ユーロの2倍を上回る約1万3000ユーロの資金を集めている。
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