大々的な発表を来週に控えたサムスンの「Galaxy Note8」について憶測されるスペックをめぐって飛び交っていた疑問にも終止符が打たれるだろう。サムスンが、間違いなくNote8を指すであろうティーザー動画を公開した。
ティーザー動画には、あいまいなキーワードが多数登場するが、中心に据えられているのは「Galaxy Note」シリーズを代表する特長である「Sペン」スタイラスだ。Sペンを模した青色のアニメーションが、画面左側から飛んできて、例えば「big」というコンセプトを線で消して、「bigger」というそれよりも野心的なコンセプトを指す。同様に、「step」は「leap」になり、「think」は「do」になる。最後に、米国時間8月23日にニューヨークで開催される「Unpacked」イベントの告知とともに、#DoWhatYouCantというハッシュタグが表示される。
Note8が重要な端末であることは間違いない。サムスンがパワーユーザー向けに提供する最高位機種のスマートフォンというだけでなく、Noteシリーズの運命を左右する製品になる可能性がある。2016年にリリースした「Galaxy Note7」は、バッテリの欠陥に起因する発火問題を受けて2度リコールされた。サムスンは今、Note8で同社のスマートフォンが安全であること、そして、Appleがまもなく発表する次期「iPhone」とLGのハイエンド端末「V30」に対抗する最高品位の端末を同社が製造できることを証明しなければならない。Googleも「Pixel 2」と「Pixel 2 XL」を発表すると予測されている。
Note8は、2台の背面カメラ、6.4(または6.3)インチディスプレイの搭載に加えて、デュアルSIM対応とうわさされている。サムスン関連情報を掲載しているあるブログが、サムスンのオーストリアのサポートページにデュアルSIM対応のNote 8が掲載されていると報じた。その記事によると、Noteには、SIMカードとmicroSD、またはSIMカード2枚を装着できるSIM/microSDトレイが装備されている可能性があり、ストレージを拡張するか、SIMをもう1枚使用することができるという。
Note8は欧州で販売されるといううわさもある。「Note5」は欧州では販売されず、Note7はリコールにより欧州での販売が中止になったため、喜ばしい変化だ。
サムスンにコメントを求めたが回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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