Microsoftは米国時間8月8日、ウェブメールサービス「Outlook.com」の新しいパブリックベータプログラムを開始した。
メインストリーム向けにリリースされる前にOutlook.comの新機能を試してみたいというユーザーは、Outlook.comの受信トレイの右上にある「Try the beta」(ベータを試す)のトグルを切り替えてオプトインできる。ユーザーはいつでも通常版のOutlook.comに戻すことができる。
Microsoftによると、すべてのOutlook.comユーザーが直ちにこのオプトインを目にするわけではないという。提供は8日から段階的に拡大される予定だ。ベータ版へのオプトインは世界中のすべてのOutlook.comユーザーに「今後数週間のうちに」提供開始されるはずだとMicrosoftは述べた。
ベータ版にオプトインしたユーザーは、すぐにいくつかの新機能を試せるようになる。ベータテスターが目にするそうした新機能の中には、アップグレードされた検索機能、より「モダンな会話形式」のインターフェース、全体的に新しいデザインなどがある。Microsoftによる8月8日のブログ記事によると、新デザインの狙いはユーザーが「ファイルや写真をより素早く表示、閲覧、添付」できるようにすることだという。ファイルや写真は、ユーザーの会話リスト内でプレビュー表示できるようになる。
ユーザーはOutlook.comベータにより、自分の受信トレイをお気に入りの人やフォルダでパーソナライズすることも可能になる。また、Outlook.com内から直接、人気の高い絵文字やGIFを利用できる。
Microsoftはまた、この新デザインで「よりスマートな受信トレイ」の提供を目指している。受信トレイには「Quick Suggestions」が表示され、ユーザーはタイプしながら、レストラン、航空便、チームスケジュールなどの情報を追加しやすくなる。Microsoftは数年前から、オンライン版の「Office」アプリケーションに検索機能を直接組み込むことによるOfficeの「Bing化」を進めてきた。
加えて、送受信した写真はすべて1カ所にまとめられ、管理、プレビュー、送信が容易になる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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