アイロボットジャパン代表執行役員社長の挽野元氏は、「一般消費者向けのロボットによるスマートホームの実現を目指す」と語る。今回のWi-Fiおよびアプリ対応はその一歩だ。
スマートホームは、IoT化によって家の中にある機器をつなげ、より快適で安全、効率よく生活していけるようにしようというもの。
スマートホーム市場は、マッキンゼーの調査によれば、IoTとスマートホームが進むことで、家事の時間を1年に100時間、1日に15分~20分程度短縮できるという。2025年におけるその経済効果は、日本円で15~22兆円と大きな規模になると見る。
またA.T.カーニーの調査でも、2014年~2030年までにスマートホーム市場がどのように伸びるかの予測で、2015年に1兆5000億程度の市場が、2030年には44兆円に伸びると推定。「特に家の中での利便性、快適性を提供するアプリが飛躍的に拡大するという分析がされている」(挽野氏)。
アイロボットが考えるスマートホームのビジョンは、(1)Simple(2)Automated(3)Personal──の3つ。人が普通に生活するだけで、自動で調整やメンテナンスもし、住む人の好みに合わせてくれるというもの。
「この商品を皮切りに、今後ロボットとベンダーの結びつきを強化して、スマートホームを実現していく」(挽野氏)と語った。
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