ソニーと共同通信デジタル、バーチャルアナウンサー「沢村碧」を商用サービス化

佐藤和也 (編集部)2017年08月03日 13時16分
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 ソニーと共同通信デジタルは8月3日、文字情報を音声に変換し、バーチャルアナウンサー「沢村碧」(さわむらみどり)が自動で読み上げるという、情報読み上げ動画作成システム「アバターエージェントサービス」の提供を開始すると発表した。

バーチャルアナウンサー「沢村碧」と映像イメージ
バーチャルアナウンサー「沢村碧」と映像イメージ

 これはテキスト原稿と素材画像を用意し、文字情報を入力すると音声合成エンジンによって自然な発話に変換。それと同時にCGキャラクターが生成され、連動した形で表現を行う映像と音声コンテンツが作成できるというもの。用途としてはデジタルサイネージやテレビ、ラジオ、ウェブ、スマホアプリなどにおいて、ニュースや天気予報、インフォメーションの提供を想定している。

 バーチャルアナウンサーの沢村碧のデザインは、アニメ「ソードアート・オンライン」などを手がけた足立慎吾氏、音声合成エンジンで使用する音声データは、「ドキドキ!プリキュア」の菱川六花(キュアダイヤモンド)役などで知られる声優の寿美菜子さんが担当している。

 このアバターエージェントサービスは、2社が「ニュースマネージャー」の名目で開発を進めていたもの。2016年8月にソニービジョン渋谷での実証実験で初お披露目され、2017年3月には静岡放送の「イブアイしずおか」における、イベント情報の読み上げとしてテレビに登場。その後も複数回にわたる実証実験を実施し、有用性や自動読み上げによる情報の伝わり方などの検証の結果、正式にこのツールの提供開始を決定したという。

 実証実験を通じた検証および改善の結果、正式版では読み上げ内容の字幕表示のほか、バーチャルアナウンサーのしぐさの指定(うなずきやお辞儀など)や立ち位置の変更、別途撮影した画像や動画、CG等に合成するための透過処理出力、グリーンバック出力機能、番組構成の変更、情報読み上げ途中での画像の切り替えなどの機能を追加しているという。今後は共同通信デジタルを通じて、テレビ局やラジオ局などの番組制作やコンテンツ制作会社に提供する予定としている。

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