ASUS JAPANは7月28日、Chrome OSを搭載した「ASUS Chromebook」として、個人向け3モデル、法人向け3モデル、10.1型/11.6型/12.5型液晶搭載の「ASUS Chromebook Flip」計6モデルを発表した。
なお、旧モデルの「ASUS Chromebook Flip C100PA」で採用されたFlipタイプ(タッチパネル液晶部分がヒンジを介して360度回転)を全モデルに導入している。これにより、文字入力する時は「ノートPCスタイル」、情報の確認をする時は「タブレットスタイル」、情報共有する際に、液晶の角度を調節することで、キーボードをスタンドとして使う「スタンドスタイル」、本体をひっくり返して液晶とキーボードで三角形を作って立たせる「テントスタイル」といった計4つのスタイルに変形させて使用できる。
また、Chrome OSを採用したことで、Gmail、Google検索、YouTube、GoogleドライブなどGoogleの主要なオンラインサービスを簡単に利用可能。さらに、Google Playに対応しており、Chrome OS上でAndroidアプリが使用できる。
ただし、発売時は11.6型モデル「ASUS Chromebook Flip C213NA」のみ対応し、他の製品についてはGoogleの対応情報を確認する必要がある。
このほか、全モデルに2.4GHz帯と5GHz帯のデュアルバンド対応のIEEE802.11a/b/g/n/acを採用している。
ASUS Chromebook Flip C101PAは、厚さ15.6mm、軽さ約900gを実現したスリムボディが特徴の10.1型(1280×800ピクセル)モデル。
CPUは、OP1 Hexa-core(Dual A72, Quad A53) 2.0GHz。メモリは、個人向けモデルが2Gバイト、法人および、教育機関向けモデルは4Gバイト。ストレージは、eMMC 16Gバイト。サイズは、幅262.8mm×奥行き182.4mm×高さ15.6mm。重量は約900g。
アルミニウム合金のボディとパネルには、強度9HのGorilla Glass 3を採用。また、徹底した省電力設計により、最長約9時間のバッテリ駆動時間を実現した。
キーピッチが広いキーボードに加え、大型のタッチパッドを備える。マウスなしでスクロールやスワイプ、ドラッグ&ドロップといったマルチタッチ操作を快適に行えるという。
個人向けモデルの型番は「C101PA-OP1」(シルバー)。発売は10月中旬以降。価格はオープン。希望小売価格は3万9800円(税別)。法人および、教育機関向けモデルの型番は「C101PA-FS003」(シルバー)。発売は10月中旬以降。価格は、オープン。
ASUS Chromebook Flip C213NAは、米国国防総省の軍用規格(MIL-STD-810G)の10項目に準拠した耐久性の高いボディが特徴の11.6型(1366×768ピクセル)モデル。なお、個人向けモデルはノングレア、法人および、教育機関向けはグレア仕様となる。
CPUは、インテル Celeron プロセッサー N3350 1.10GHz(インテル バースト・テクノロジー対応:最大2.40GHz)。メモリは、4Gバイト。ストレージは、eMMC 32Gバイト。
個人向けモデルのサイズは、幅307mm×奥行き199mm×高さ20.65mm。重量は約1.26kg。法人および、教育機関向けモデルのサイズは、幅307mm×奥行き199mm×高さ20.9mm。重量は約1.36kg。
剛性が高く柔軟性に優れた素材をケースの素材に採用し、天板と底面には滑りにくく指紋が付きにくい表面加工が施されている。
側面に配置されたインターフェースをしっかりと固定し、本体への衝撃を緩和するTPU素材の採用で、高さ120cmからの落下試験をクリア。さらに、最長約12時間のバッテリ駆動時間を実現している。
給電、データ転送、4K映像出力まで対応するUSB3.1(Type-C)を2ポート搭載。2つの外付け液晶ディスプレイに出力すれば、本体画面と合わせて3画面表示に対応する。上下左右170度の広視野角と800対1の高コントラスト比の液晶パネルには、強度9HのGorilla Glass 3を採用した。
キーボードは、19mmのキーピッチと2mmのキーストロークを確保した防滴仕様。内部にファンを搭載しないファンレス設計だ。また、ファンによる吸排気を行わないため、内部にホコリが溜まりにくくなっている。
個人向けモデルの型番は「C213NA-N3350」(ダークグレー)。発売は9月上旬以降。価格はオープン。希望小売価格は4万9800円(税別)。
法人および、教育機関向けモデルの型番は「C213NA-BW0045」(ダークグレー)。発売は8月中旬以降。価格はオープン。専用のスタイラスペンを付属する(個人向けモデルC213NA-N3350はスタイラスペン非対応)。
ASUS Chromebook Flip C302CAは、インテル Core m3-6Y30プロセッサー 900MHz(インテル ターボ・ブースト・テクノロジー2.0利用時は最大2.2GHz)を搭載し、メインメモリを個人向けには4Gバイト、法人向けには8Gバイト搭載した12.5型(1920×1080ピクセル)モデル。
ストレージは、個人向けモデルがeMMC 64Gバイト。法人および、教育機関向けモデルがeMMC 32Gバイトとなる。サイズは、幅304.4mm×奥行き210.2mm×高さ13.7mm。重量は約12kg。
高級感のあるメタル素材を採用し、薄さ13.7mm、軽さ約1.2Kgを実現したスリムボディが特徴。バッテリー駆動時間は、最長約10.2時間であるため、安心して持ち運べる高いモビリティ性を有する。
給電、データ転送、映像出力にも対応するUSB3.1(Type-C)を2ポート搭載し、左右どちらのポートからも本体への給電が行える。キーピッチが広く、暗所でも見やすいイルミネートキーボードを採用。搭載した大型のタッチパッドにより、マウスなしでスクロールやスワイプ、ドラッグ&ドロップといったマルチタッチ操作を快適に行える。
個人向けモデルの型番は「C302CA-F6Y30」(シルバー)。発売は9月上旬以降。価格はオープン。希望小売価格は6万9800円(税別)。法人および、教育機関向けモデルの型番は「C302CA-GU009」(シルバー)。発売は8月中旬以降。価格はオープン。
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