ASUS JAPANは6月20日、RAWデータへの対応や最大12倍ズーム(光学ズーム×デジタルズーム)に対応するデュアルレンズカメラ搭載の5.5型SIMロックフリースマートフォン「ZenFone Zoom S(ZE553KL)」を発表した。発売は6月23日。カラーバリエーションとして、ネイビーブラックとシルバーの2色を用意する。希望小売価格は、5万4800円(税別)。
ZenFone Zoom S(ZE553KL)は、スマートフォンのカメラとしては最大級となるF値1.7の大口径レンズとソニー製のIMX362センサーを搭載。背面には、1200万画素で焦点距離25mmのメインレンズと、1200万画素で焦点距離59mmのズームレンズを採用し、デジタルズームと組み合わせることで、最大12倍ズーム撮影を可能とする。
また、マニュアル撮影モードを搭載しており、シャッタースピードやISO感度、色温度などの値を任意に設定可能。背景のボケにより被写体をより強調できる「ポートレートモード」、明暗差のある環境でも階調豊かに表現できる「HDR Proモード」など、豊富な撮影モードを搭載(ポートレートモードについては、後日FOTA Updateにて実装予定)。
さらに、写真をRAWデータで保存する設定オプションも搭載した。
このほか、見たままの臨場感を約0.03秒の超高速で捉える「TriTech+(トライテックプラス)オートフォーカス」と、4軸光学式手振れ補正(OIS)+3軸電子式手振れ補正(EIS)、周囲の明るさを測定するRGBセンサにより、どのような環境下でも、より自然な色合いで、写真も動画もクリアに表現できるという。
ディスプレイには、撮影した画像を明るく、より美しく色鮮やかに再現する5.5型フルHD解像度のAMOLED(有機EL)を採用。高輝度500nitsと広色域NTSC100%ながら、省電力にも貢献している。
ボディは、金属と2.5D曲面ガラスを採用した、薄さわずか7.9mm、重量約170gの薄型・軽量設計。大容量の5000mAhバッテリを搭載し、最大約42日間の連続待ち受け時間に、最大約48時間の連続通話時間を実現している。
また、2つの番号を同時待受けできるデュアルSIMデュアルスタンバイ、キャリアアグリゲーション対応による高速な通信、au VoLTE、指紋センサ、ハイレゾ音源(対応のヘッドホンやイヤホンが必要)などに対応する。
クリアケースを標準で付属するほか、純正専用背面カバー「Bumper Case(バンパーケース)」(ブラック/ゴールド)と、5.5インチまでのスマートフォンに対応するミニ三脚「ASUS ZenTripod」も同時に発売する。
Bumper Caseの希望小売価格は1980円(税別)で、ASUS ZenTripodは980円(税別)。
なお、4月中旬に発表していたTangoとDaydreamの両方に対応するSIMフリースマートフォン「ZenFone AR(ZS571KL)」については、発売キャンペーンとして硬度9Hのガラスフィルムを標準付属し、同日の6月23日から販売を開始する。純正専用カバー「View Flip Cover」については、7月下旬より販売開始する。
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