Googleは、「YouTube Red」と「Google Play Music」を統合して、合理化した新しいサービスを計画しているとみられる。
The Vergeが報じているように、YouTubeの音楽部門責任者であるLyor Cohen氏は、ニューヨークで開催されたカンファレンス「New Music Seminar」のパネルセッションで、2つのサービスを統合して新規会員を呼び込む必要があると述べた。Amazonの「Prime Music」や「Spotify」「Apple Music」といった競合サービスを特に考慮しての発言とみられる。
「YouTube RedとGoogle Play Musicを統合して、1つのサービスにすることが大事だ」(Cohen氏)
米国で利用できるYouTube Redは、音楽および動画ストリーミングを広告なしで提供するサブスクリプションサービスだ。音楽サービスはすでにGoogle Play Musicと「YouTube Music」を通じてストリーミング配信されており、広告のない動画は「YouTube」で視聴できるが、有料会員なら「YouTube Red Originals」のテレビ番組や映画を視聴することも可能だ。
現行のエコシステムは、有料会員が利用できるサービスと広告に支えられて提供されているサービスとがあり、いささか混乱し、断片化されているように思える。
Googleは、The Vergeの取材に対して次のように語っている。「音楽はGoogleにとって非常に重要であり、音楽サービスを統合して、ユーザーや音楽関係のパートナー、アーティストにとって可能な限り最良のサービスを提供する方法を見極めているところだ。ユーザーにとってすぐに何かが変化するというわけではなく、なんらかの変更を実施する前には通知を十分に行う」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス