LG Electronics(LG)は、試験サービスの一環として、韓国の仁川国際空港に清掃ロボットと案内ロボットを導入した。
案内ロボットは、LGが独自開発した音声認識プラットフォームを搭載し、韓国語、英語、中国語、日本語を理解できる。
また、空港のメインサーバに接続されており、空港利用者の質問に答えたり、フライトスケジュールや空港の案内図を画面に表示したり、必要な場合には、出発ゲートまで空港利用者に付き添ったりできる。
同社によると、掃除ロボットは障害物をよけることができ、空港環境で利用できるように最適化された自動運転技術を搭載しているという。データベースには空港のマップも入っており、最適な掃除ルートを選ぶ。
LGは、両タイプのロボットを5台ずつ空港に配備した。
試験サービスに先立ち、LGは2月から5カ月間にわたって現地テストを行い、不測の事態や騒音を減らしてきた。
LGは2016年7月に深層学習ロボットの開発を発表し、将来的に商用ロボット事業を拡大していく姿勢を見せていた。
2017年1月には、家電見本市「CES」で、スマートホームのゲートウェイとインテリジェントホームの通知センターを兼ねた家庭用ロボット「Hub Robot」など、インテリジェントロボットシリーズを発表した。
Hub Robotは、家庭にある他のスマート機器と接続し、Amazonの音声アシスタント「Alexa」を利用して、エアコンの電源オンや乾燥機のサイクル変更などを行う。
LGによると、Hub Robotはボディーランゲージで反応することもでき、例えば簡単な質問に答える際にうなずくことができるという。家族の外出や帰宅、就寝も認識する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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