パナソニックは7月21日、オープンスペースの暑さをやわらげるグリーンエアコンの実証実験を、神奈川県藤沢市の「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」内にて実施すると発表した。公園やコミュニティバス利用者などの一時待機場所としての活用を想定し、設置する。
実施期間は8月1日~9月30日。グリーンエアコンは開発中のドライ型ミストにより冷却効果を発揮するもので、協業先企業である積水樹脂のバス停や休憩所向けのシェルターに搭載し、歩行者が滞留する屋外空間での冷却性能や快適性の確認、検証する。
ドライ型ミストは、濡れにくく冷却性の高い、極微細粒径を実現。シェルター内に流れ込む自然風に対して、ミスト冷却空間が乱されることを抑制するトルネード型エアカーテンを備える。耐候性に優れた防風パネルや屋根構造によりリーンエアコンの効果を高めるほか、保水性舗装で水分保持、蒸発によりバス停内の路面温度上昇を抑制するとしている。
パナソニックでは、東京都江東区の「パナソニックセンター東京」の屋外スペースで、「グリーンエアコン モニュメントタイプ」耐久性を検証する実証実験を、2016年から継続して実施している。
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