Facebookは、ユーザーが自分の仮想現実(VR)体験を自分とつながりのあるすべての人々とリアルタイムに共有するための新しい手段を提供する。
ユーザーは、Facebookのライブストリームツール「Facebook Live」を利用することにより、同社のソーシャルVR製品である「Facebook Spaces」で自分が行っていることを共有できるようになる。
Facebook Spacesでは、アバターを作成して、3人までの他のアバターと「時間を過ごす」ことができる。今回これに、仮想カメラで「ライブ配信」するオプションが提供された。仮想カメラは、スペース内の任意の位置に設定することができる。ライブ配信を開始すると、Facebook上の友人はそれにコメントしたり、リアクションを共有したりできるようになる。Spaces内のユーザーはこれらのコメントとリアクションを参照でき、VRに参加するユーザーは、コメントを実際の物体であるかのように扱うことができる。
「Facebook Liveは既に、友人と時間を共有するための最も直接的でインタラクティブな手段の1つとなっている」と、Facebook Spacesの製品管理責任者を務めるMike Booth氏はブログ投稿に記した。
Facebook Liveは、Facebook Spacesの推進に役立つに違いない。Facebook Spacesは現在、「Oculus Rift」のみで利用可能だ。Facebookが5月に2017年第1四半期決算を発表したとき、最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏は、Facebook Live配信の1日の視聴時間が1年間で4倍以上に増加したと述べていた。さらに「今後5年間で、既に多くのユーザーが利用している当社製品を中心とするエコシステムを構築するつもりだ」として、ライブ動画をその1つに挙げていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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