logo

自動運転の電動トラック「T-pod」公開、2020年までに実用化--スウェーデン

Andrew Krok (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 長谷睦 (ガリレオ)2017年07月06日 12時28分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 スウェーデンのテクノロジ企業、Einrideが自動運転の電動トラックの試作車を発表した。これが実際に量産されれば、長年、トラックシミュレーターゲームで遊んでいた人たちは、その経験を生かすことができるかもしれない。

 Einrideが今回披露したのは、同社が考える未来のトラック輸送の姿だ。「T-pod」と名付けられたこの車両は、バッテリで動作する自動運転トラックで、持続可能性(サステナビリティ)の実現を目指して開発されている。T-podは自律走行の機能を持つが、人間がコントロールセンターから車列を遠隔操作することもできるという。これなら、シミュレーターゲームファンも一安心といったところか。仮に人間の仕事がロボットによってほとんど奪われた世界が来たとしても、役に立てる場所はあるというわけだ。

 T-podは全長約7mで、外観はこれまでの車両とは全く異なる。車両総重量は20トンで、標準的なパレットを15枚積み込める。バッテリ容量は200kWhで、約200kmを走行できるだけの電力を1回の充電で供給できる。


T-pod
提供:Einride

 今回発表されたT-podは試作車だが、Einrideでは2020年までの実用化を目指している。同社では、スウェーデンにある2つの街、ヨーテボリからヘルシンボリまでの約200kmの区間を結ぶ輸送システムを構築したいと考えている。この区間で約200台のT-podを走行させれば、1年で輸送可能なパレットは約200万枚に達する。

 T-podを使ったこのような輸送システムには、環境面で非常に大きなメリットがあるとEinrideは考えている。ヨーテボリとヘルシンボリの間を電動トラックが走行すれば、同じ距離を走行する乗用車の40万台分に相当する二酸化炭素排出量を削減できるという。Einrideでは、輸送システム関連の二酸化炭素排出量を2030年までに最大60%削減したい考えだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

-PR-企画特集