「Vespa」「Aprilia」「Moto Guzzi」といった2輪車ブランドで知られるPiaggio Group傘下のPiaggio Fast Forward(PFF)が、人間に追従して自律走行する2輪ロボット「Gita」を発表した。買い物する際の荷物運搬などでの利用を想定している。
Gitaは、高さ26インチ(約66cm)で、円筒形を横倒しにしたようなボディの両端に設けられたタイヤで移動するロボット。よくしつけられた犬のように、人間の動きに追従して走行するため、操作を意識する必要がない。
上部のカバーを開けると、荷物を格納する空間が現れる。最大40ポンド(約18kg)入れて走行できるので、食料品や日用品の買い物で重い荷物を持って帰らずに済む。また、職場などでもさまざまな用途に活用できそうだ。
歩いたり走ったりする人に追従するほか、最高で時速22マイル(約時速35.4km)出せるため、自転車にもついて行けるという。最小回転半径はゼロ、つまりその場で転回可能。そのため、小回りがきき、屋内のような狭い空間でも使いやすい。
PFFは、Gitaをまず企業向けに試験提供する計画。その後、消費者向けにも販売したい考え。
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