楽天生命保険は、「楽天生命技術ラボ」を7月1日に設立したと発表した。
ラボでは、保険(Insurance)とTech(Technology)を組み合わせた融合分野の総称、「InsurTech(インシュアテック)」の研究に特化する。
これから2018年にかけて、機械学習やディープラーニングをはじめとする生命保険分野への先端AI技術の応用を研究する。また、先端技術を活用した保険申込プロセスの簡易化、AI技術による顧客開拓、高度な匿名化処理を施したデータ分析による、解約率・保険金・給付金などの中長期予測といった分野に注力していくとしている。
楽天生命においては、2016年にInsurTech推進の専門部署を立ち上げた。2017年2月にはスマートフォンアプリによる女性向けヘルスケアサービスを開始したほか、ITベンチャー企業との共同実験や事例研究を通じて実務領域における技術活用の検討を進めてきた。
近年の生命保険業界において、商品開発から査定・支払に至るさまざまな場面でFinTech技術に本格的な実用化の兆しが見えているとし、楽天生命は、新たに楽天生命技術ラボを設立。実務と基礎研究の両面から新たな保険商品・サービスの開発に注力する体制を整える。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス