Microsoftは、独自のウェアラブル機器の開発から(少なくとも今のところは)身を引いたかもしれないが、同分野のベンダーと協力を続けている。
この分野におけるMicrosoftの最新のパートナーは、生体認証用リング「Token」を製造するTokenizeだ。Tokenは、Microsoftの「Windows Hello」認証技術を利用して、リングを装着したユーザーが「Windows 10」搭載機器に自動的にログインできるようにする。
Microsoftは米国時間6月29日のブログ投稿で「Tokenは、1日の中の認証プロセスを効率化し、IDの証明や保護の方法を変えるバイオメトリクスIDリングだ。シンプルなデザインで、自然に親しみやすい感覚でWindows 10にシームレスにログインできる」
Tokenは、リングに内蔵された指紋センサを利用する。ユーザーがリングをはめた手でデバイスをノックしたりタップしたりすると認証される。リングを外すと、Tokenはユーザーの認証情報をロックする。Windows Helloは、パスワードの代わりに顔認識や指紋認識を利用してユーザーを認証する。
Tokenリングは、VISAかMastercardのクレジットカード、家の鍵、スマートカーの鍵、デスクトップPCのログインパスワードなどの代わりに利用できる。
Tokenリングは、米国を皮切りに2017年12月から出荷を開始する予定で、先行予約を受け付けている。米国以外の国では、2018年に発売される。
Tokenの価格は249ドルからで、ドアロック(100ドル)やカーロック(100ドル)といったアクセサリも発売される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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