スキャンダルや問題が続くUberだが、一部の従業員は、Travis Kalanick氏が米国時間6月20日に最高経営責任者(CEO)を辞任したことを不服として、この状況を覆すべく嘆願書を回しているという。
BuzzFeed Newsが公開した嘆願書では、Kalanick氏(社内ではイニシャルのTKとされる場合がある)を、嘆願書の作成者が知る限り「最高のリーダーの1人」としている。もちろん欠点はあるが、欠点は「誰もが持っている」という。嘆願書とされるこの文書は、取締役のArianna Huffington氏と共同創業者のGarrett Camp氏にメールを送り、自分たちの意見を伝えようと従業員らに促す内容になっている。
嘆願書には、「UberはTKであり、TKはUberだ」と記されている。
Uberは声明で、「想像していたとおり、Travisの決断をめぐっては強い感情が湧き上がっている。われわれはそれを理解しており、彼が安易にその決断を下したのではないことを理解してほしいと思う。彼がこの時点で辞任したのは、Uberを第一に考えてのことだ。彼はこれまでもいつもそうしてきた」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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