Uber取締役の1人であるDavid Bonderman氏が、全社会議での女性蔑視の発言を理由に辞任した。同社は米国時間6月13日にこれを認めた。
大いに注目を集めた13日の会議は、同社のセクハラ疑惑調査を主導していた米国の元司法長官であるEric Holder氏の勧告を公表することを目的に開かれたものだった。最高経営責任者(CEO)を務めるTravis Kalanick氏の休職も発表されたこの会議において、Uber取締役のArianna Huffington氏は、「白人の男性同僚についても高く評価している」とした上で、同取締役会の多様性を高めることが自身の目標であると語った。
「取締役会に女性が1人いれば、2人目が就任する確率が非常に高いことを示す多数のデータが存在する」とHuffington氏は述べた。
この発言に対し、TPG Capitalの創設者で、格安航空会社Ryanairの取締役会会長でもあるBonderman氏は、「実際には、おしゃべりが増える確率が格段に高くなることが示されている」と返した。
その後の声明で、Bonderman氏は自身の発言を「軽はずみで不適切で、弁解の余地がない」とし、「誇りを持てる文化を築き上げようとしているUberの取り組み」の邪魔にならないように13日に辞任すると述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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