有名フラットパック家具メーカーのIKEAがAppleと共同で、実物大のデジタル家具を現実世界に重ねるアプリの開発に取り組んでいる。「iPhone」や「iPad」という窓を通して見ると、IKEAの家具が自宅でどのように見えるのかを購入や組み立ての前に確認することができる。
Appleは6月に開催した開発者会議「WWDC 2017」でARアプリ開発プラットフォーム「ARKit」を発表し、パートナーの1社としてIKEAの名前を挙げたが、それ以外の情報はほとんど明かされなかった。今回、IKEAのデジタル変革担当マネージャーを務めるMichael Valdsgaard氏とDi Digitalのインタビューのおかげで、そのパートナーシップの成果に関して、新たな情報が少し明らかになった。
Valdsgaard氏によると、このアプリはローンチ時に500~600点の家具のリアルな3D版を提供し、その後も散発的にアイテムが追加されていく予定だという。ユーザーがバーチャル家具を自宅に置いて見た目を確認した後、実際の家具をアプリから購入できる機能も追加したいとIKEAは考えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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