世界第2位の富豪とされるJeff Bezos氏が慈善活動のアイデアを一般の人々から募集している。
Amazonの創業者で最高経営責任者(CEO)のBezos氏は、米国時間6月15日のツイートで、アイデアを提供してほしいと人々に呼びかけた。それからの1時間でツイートには2700件以上のコメントが寄せられ、現在は3万件を超える。それには、女性の保健医療への資金提供、退役軍人のスキルの転用などのアイデアが含まれていた。
「自分の慈善活動に関しては、差し迫った必要と持続的な影響を抱えている人々を、今ここで、短期的に支援したいと考えている」(同氏)
Request for ideas… pic.twitter.com/j6D68mhseL
— Jeff Bezos (@JeffBezos) 2017年6月15日
現在、資産約846億ドルと推定されるBezos氏だが、少なくとも現時点では、慈善活動でよく知られているわけではない。Inside Philanthropyによると、同氏はこれまでに医療研究や芸術文化に関連する寄付を行っており、それにはフレッド・ハッチンソン癌研究センターへの寄付も含まれるという。Bezos氏の両親はBezos Family Foundationを運営しており、さまざまな福祉への寄付を定期的に行っている。
今回のツイートは、Bezos氏がより活発な慈善家になる可能性を暗示しているのかもしれない。
Bezos氏は、自身の宇宙開発企業Blue Originや1万年動き続ける時計など、長期的なプロジェクトに注力することを好む。慈善活動に関しては、同氏は、もっとすぐに影響を及ぼしたいと述べた。その例として、Amazonが拠点を置くシアトルのホームレス施設「Mary's Place」に触発されたと言及している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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