アンドハンドは6月15日、障がい者と手助けをしたい人をビーコン端末「LINE Beacon」でつなぎ、チャットボットによって行動をサポートする「&HAND(アンドハンド)」の事業化を、LINE、大日本印刷、東京メトロと連携して進めることを発表した。2017年内に実証実験を実施する予定だという。
&HANDは、手助けを必要する人がLINE Beacon対応端末を携帯し、「電車が急停止した原因を知りたい」「転んでしまって動けない」といった、手助けが必要な状況でBeaconをオンにすると、周囲のサポーター(「&HAND」のアカウントを友だち登録している人)にメッセージが届きサポートを促すというもの。
&HANDアカウントを介して、手助けを求めるとサポーターが個別にコミュニケーションをとり、その時々で具体的に手助けが必要な内容をやり取りできる。サポートするために必要な情報をタイムラインに定期配信することによるサポーター育成支援や、訪日外国人への観光サポート対応なども検討しているという。
&HANDは、LINEが3月に開催したチャットボットのアワード「LINE BOT AWARDS」においてグランプリを獲得したサービスで、大手企業などで働く有志のメンバーたちが立ち上げたプロジェクトとなっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス