米国の投資ファンドである500 Startupsは6月15日、クールジャパン機構(海外需要開拓支援機構)より、1000万米ドル(約11億円)を調達したと発表した。なお、クールジャパン機構にとっては、初の海外ベンチャーキャピタルへの出資となる。
500 Startupsは、米シリコンバレーを拠点に世界60カ国1800社以上に出資するシード投資ファンド。日本では、神戸市とともにアクセラレーション(起業家支援)プログラム「500 Startups Kobe Accelerator」を、7月末から約2カ月半にわたり実施する予定だ。
クールジャパン機構は、日本の魅力ある商品・サービスの海外需要開拓を支援するために、2013年11月に官民ファンドとして設立。「日本の魅力(クールジャパン)」を事業化し、海外需要の獲得につなげるため、「メディア・コンテンツ」「食・サービス」「ファッション・ライフスタイル」をはじめとする、さまざまな分野でリスクマネーを供給をしている。
同機構は今回の出資により、クールジャパン分野で創業間もないベンチャー企業から、株式公開を目指す段階になっている企業など、あらゆるステージのベンチャー企業の海外進出を支援するとしている。
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